【真実を発信(1)】ひったくりNO.1返上に向けて

真実を発信15日から6月議会が始まります。
議会を前に勉強会が行われ、議員は一般質問のネタを集めることになりますが、そこで気の付いたことなどをブログに少しずつ書いていくことにしました。

私は選挙期間中、千葉県において行政、議会が何を議論しているのか・・・
「真実を発信」することを第一の公約として掲げていましたので、それを実現する意味でも、機会あるごとに書き続けるつもりです。

さて、その第1回目は「ひったくりNO.1返上に向けて」です。

選挙期間中に、街頭演説で「防犯カメラの増設」を訴えて参りました。
昨年、千葉県は全国で大阪府を抜き「ひったくりNO.1」という、不名誉な記録を打ち立ててしまいましたが、治安を良くして返上するには、防犯カメラを増やすことが大切・・・というのが、訴えの趣旨です。

実は、全国第1位になったとは言っても、件数自体は減っているのです。
ただ、それ以上に、これまで1位だった大阪府をはじめとして、他の都道府県が減少。相対的に千葉県が浮上した格好となりました。

他の自治体も力を入れているため、より本腰を入れなければ、ワーストを返上するのは容易ではありません。
そのため、千葉県では対策プロジェクトを進めています。

例を挙げれば、ひったくりされないよう、カバーを配布すること。
それまでも、カバーを配布していたのですが、デザインに難があって、あまり普及していませんでした。

大阪府が劇的にひったくりの件数を減少させたのは、(H18:5311→H22:2136、千葉県は同時期に3139→2188)
デザイン性に優れたカバーを配布したことが大きかったとか。
これを参考に、千葉県でもデザインの良いカバーを配布することにしました。

また、防犯カメラ設置に対する補助金制度についても、今年度は、過去2年に5件以上起きた地域、14市136地区を重要地域とし、主に市町村に対して1台あたり40万円の補助金を出します。

これは、導入機運を高めるための対策であるとしているため、ある程度行き渡ったら、今年度限りで終了・・・との印象を受けました。
しかし、関係部局の担当者にこの点を問いただしたところ、「今後も継続したい意志はある」・・・との回答だったので、厳しい財政下においても、力を入れ続けそうな感触です。

補助の対象は、自治会などもありますが、基本は市町村であるため、不安を感じた地域住民が、まずは市町村に導入を訴えかけ、設置に向けて動くという段取りとなります。

ちなにみ、千葉県警によると、今年は4月末現在で、千葉県における、ひったくり件数は前年比260件減少の約400件。
今のところ、これは全国でワースト6位と、このままのペースで推移すれば、NO.1の汚名を返上することになりそうです。
努力の成果、実を結びつつある感じでしょうか。