【記者魂7】日本は「腐っても鯛だった」!?

2011年11月15日

記者魂先日、TPPに関しての参加に賛成する理由として「経済における国際化の流れは止められない」と記したが、日本が参加表明した後の流れをみると、その見方は間違っていないと感じた。

日本が参加表明したのと同時に、加盟国に入っていなかったカナダやメキシコも参加を表明。これで、交渉に参加するのは12カ国となった。

そうした中で目を引いたのは、中国の胡錦濤国家主席が「ASEAN
自由貿易圏やTPPなどを土台として、アジア太平洋の自由貿易圏建設を支持する」と述べた点である。

中国はTPPについて「誘われていない」と参加に慎重姿勢を崩していないものの、日本が参加表明したことで、いよいよ無視できない存在となってきたようだ。

この間、中国メディアの論調をみると「中国をけん制するため」・・・といった文言が目立つ。中国にとってみれば、自国を中心としたアジアの経済秩序を築こうとしていたのがありありだが、TPPに日本が参加表明したことで、それが揺らぐことになる。

日本は、ひと頃のような勢いを失い、GDPで中国に抜かれたと言っても、まだ世界第3位の経済大国。よく、反対派の中で「日本が食い物にされる」的な意見が見受けられるが、「食い物」にされるという見方が出来るのも、日本の経済規模が大きいためだろう。

そう考えれば、米国、中国とも経済面では日本を無視することはできない。両国の微妙なバランスの上で、日本はしたたかに振舞えば・・・国難山積とも見られる現在、実は外交上ではチャンスかもしれない。

自国を自虐的に語ってはいけないが、バブル崩壊後に経済が縮小しながらも、まだまだ「腐っても鯛」・・・いやいや「鯛」なのだ。本当に腐らせないようにするため、ここから政治家の真価が問われることになるだろう。

(水野 文也記す)


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