【記者魂24】「政治は数だ!」は本当だった!

多数決で物事が決まる現在の政治制度で「政治は数だ!」は当然だろう。ゆえに、目指す方向や考えに数多くの有権者が賛同、議会で仲間の数が増えれば、打ち出す政策が実現するのは言うまでもない。逆に仲間が少なければ、政策を実現するにあたって、大きなハンデを背負う。これまで頭ではわかっていたものの、現実にそうした場面になってみると、本当にそうだった・・・と感じざるを得なかったのである。

本日、開催された千葉県議会の議会運営委員会において、みんなの党は会派のメンバーが4人から3人に減ったため、それまで年2回割り当てられていた代表質問の枠が削られてしまった。

千葉県議会では、5人以上所属する会派は交渉会派として、年4回開催される定例議会すべてに代表質問が割り当てられる。4人会派は年2回。ところが、3人以下の会派となると、議運において協議し決定することになっていた。過去に3人会派が代表質問を認められたケースはない。そして、前例に従い、召し上げとなったのである。

それ決定した瞬間、「政治は数」というのを実感した。わかっていながら、悔しさが込み上げたが、ルールはルール・・・賛同する仲間を増やすしかない。良くも悪くもそれが現実だろう。

もっとも、「政治は数だ!」と言っても、単なる数合わせはしたくない・・・と仲間と決めている。目指す方向に共通点が見出せれば、共に手を携えてとなろうが、共通点がないまま一緒になっても、いずれ破たんする場面が訪れ、結果として政策実現の妨げとなってしまう。門戸を狭くするような厳格な原理主義を貫くつもりはないものの、将来の仇となるような妥協をしてまでとは思っていないのだ。

数は大事だが、理念はもっと大事・・・。ベテランの政治家からは青臭いと思われるかもしれないながら、投票して下さった有権者の期待に応えるためにも、今後も理念を大切にし、政策を実行していきたいと考えている。