【真実を発信363】千葉県のHP、使いやすさ全都道府県で1位に・・・一般質問より(1)

本日は本会議質問日の5日目。3日目以降、行われている各議員の一般質問について、ダイジェストでお知らせします。例によって、取り上げる項目は私が着目したものが中心で、議員本人の思いやマスコミ報道とは視点が異なるやもしれません。その点をご容赦下さい。

一般質問のトップバッターは、自民党の佐野彰議員(千葉市中央区選出)でした。佐野議員は、羽田空港の騒音問題や京葉道路の混雑問題などを取り上げています。とりわけ、騒音問題は南風荒天時に、羽田発着の飛行機は市川市上空を飛行し、騒音をまき散らすため市川市民にとっては大きな関心事。知事は、本県が一手に騒音を引き受けている不公平な現状に強い不快感を示し、首都圏全体で公平に分担するよう強く国に求めると答弁しました。

林幹人議員(自民党、成田市選出)は地元の成田国際空港に関してのほか、県ホームページや訪日外国人誘致などに関して取り上げました。答弁によって明らかになったのは、アライド・ブレインズ社の調査で、本県のホームページは全都道府県の中で使いやすさ第1位になったことです。使いやすく改良したそうですけど、議場では意外というか、疑う声が出ていました。これが本当ならば、さらに利便性を高め、先進県として確固たる地位を築いて頂きたいと思います。海外観光客誘致については、無線LANの充実が強調されていました。

自民党の亀田郁夫議員(鴨川市選出)が行った質問の中では、災害を受けた企業に対する融資が目を引きます。答弁では、東日本大震災や昨年の台風26号の被災企業に対し、通常より0.6%以上金利を低減して対応すると回答していました。

4日目は滝田敏幸議員(自民党、印西市選出)から。指定廃棄物の一時保管、千葉ニュータウン事業、カミツキガメなどを取り上げていました。ニュータウン事業に関して当局は、企業庁の後継組織と都市再生機構が共同で未処分土地の売却など進めると示唆。カミツキガメについては、昨年度に印旛沼の周辺で868頭捕獲した一方で、他の地域では8頭に過ぎなかったことから、他地域での定着は認められないと答弁していました。また、今後は産卵時期を前に捕獲を進め、より効果を高めるとしています。

私と同じ市川市選出の鈴木衛議員(自民党)は、待機児童、外かん道、(仮称)押切橋、空き家対策などを取り上げました。押切橋に関しては、7月に道路整備調整会議で都や江戸川区と協議しましたが、県当局は現在事業を進めている妙典橋新設と行徳橋架け替えを優先させるとの姿勢を変えていません。また、空き家対策に関して、県内の空き家は平成25年に36万7000軒で5年前に比べて11000軒増加したことが明らかになりました。市町村が主体的に取り組むのが大切としています。

民主党の礒部裕和議員(野田市選出)が取り上げた医療における多職種連携。医師や看護師、ケアマネージャーなどが一緒になって在宅医療などに取り組む訳ですけど、この連携推進のための研修会など積極的に行うとしています。他方、非稼働病床に関しては、病床配分を5年に1度見直す中、次回の平成27年改定時に、病院の稼働計画によって病床数の変更を指導、非稼働病床をなくす方向を示しました。ちなみに、県内の非稼働病床は59病院、2517床、このうち、看護士不足を理由にするものは39病院、1373床に達するそうです。

この後、登壇したのは、みんなの党の松戸隆政議員(松戸市選出)ですが、同じ会派であり多少厚めに紹介したいため、改めて記します。