【真実を発信399】イオンモールの礼拝施設を視察

先週の話となりますが、海浜幕張にある巨大なショッピングモールであるイオンモール内の祈祷室を視察しました。

ムスリム観光客に対する関心が高まる中、ハラール食品のほか、海外からのお客様を迎える空港は言うまでもなく、ホテルや商業施設など人が集まる場所に礼拝施設を設置するところが増えています。

何度もこのブログで記した通り、ムスリムにとって礼拝は欠かせません。日に5回(旅行中は3回でも可)行う訳ですが、礼拝できるような場所が少なく、ムスリム観光客の中から不便とする声も出ていました。礼拝の時間になると、場所を求めて探し回る方もいるそうです。

男性は人目につく場所でも行う方が多いそうですけど、女性は他人に見られることを嫌うため、聞いた話では衣料売り場になる試着室でやむなくお祈りをした例もあったとか。「おもてなし」を強調するのであれば、そうした場を提供することが大切と言えるでしょう。

そうした中で、イオンモールは礼拝場所を設置しました。部屋は男女別、洗い場を備えるなど、本格的なものです。これなら女性でも安心して礼拝できる印象を受けました。

とくに、洗い場は男女共通して必要であり、せっかく礼拝場所を設置しても、これがないと周辺のトイレなど水回りの施設がビショビショになってしまうケースもあるなど、他の利用者を考えれば、専用のものを設けるのが理想的です。イオンモールではこの点に配慮しました。

さて、蛇足で記しますと、イオンモールはとにかく広く、鉄道で訪れた場合、施設の西側は海浜幕張駅からの距離を感じます。議会でも新駅設置が取り上げられますが、実際に施設を端から端まで歩いてみて、新駅が必要と感じました。