【真実を発信453】マレーシアの農業産業大臣と面談、ハラール肉輸出に道筋

昨日、マレーシアののイスマイル・サブリ農業産業大臣と面談しました。3年間取り組んできたハラール推進の政策で、一つの道筋を示す仕事です。任期中の最後の大仕事と言えるかもしれません。

日本からマレーシアに牛肉を輸出する話が浮上。大臣によると、マレーシアはハラールフードを日本に、日本側からはマレーシアに牛肉を輸出したい・・と農林水産省と話をしたとか。ただ、日本のと畜場は、イスラームの作法に則ったものではなく、そのまま輸出しても受け入れらることはありません。と畜場そのものをハラール仕様にする必要があるのです。

そこで、これから進める千葉県内のハラール専用と畜場を活用、それが実現すればアクセスの優位性から上総牛の販路拡大に繋がるもしれません。大臣にハラールと畜場の説明と、森田知事がマレーシアなど東南アジア向け県産品輸出に意欲的であることを伝えました。

これは単に千葉の産品をアピールするといったものではありません。千葉県産の品々を現地に持って行って紹介━━そんな話を聞きますが、政府レベルで進めないと本質的に売り先というのは広がるものではありません。

闇雲に商品を持って行く、そこでアピールするだけではダメなのです。相手国の事情、需要などを踏まえて、ルートをきっちり作り、確実に計算できる数量を売れるようにする・・そこまでやらなければ、PRは単なるパフォーマンスに終わってしまう恐れもあり、本質的な販路拡大には繋がらないでしょう。その意味で、昨日の面談は取り組んだハラールに関する政策の任期中における集大成となります。

面談の後、久々に充実感がありましたが、同時に涙が出そうになりました。もう、こういった仕事が出来なくなる・・実力がない、選挙活動が不足していた報いですが、これまでの取り組みが評価されなかったため、今日が最後です。

ハラールの政策が止まることが心配になりますけど、幸い、私は国内の認証機関である日本ハラール協会名誉理事の職にあるので、この分野では民間人として千葉県の発展に尽くしたいと思っています。

次の任期は、築き上げたパイプを利用して市川の梨についてもと思っていたのですけど・・もっとも、議員でなくても出来る部分はあるので、やれることはやってみよう!━━そう決心しました。

誰にも出来ない、全国で最初に取り組み日本中に広めた・・このまま引退に追い込まれたとしても、わずか1期4年で千葉県に貢献した足跡が残せる仕事が出来ました。その点には満足しています。

(1)マレーシア