311から半年、911から10年

今日で、あの未曾有の被害をもたらした「311」、東日本大震災から半年、そして世界に大きなショックを与えた「911」から10年経過しました。

改めて、震災で犠牲になられた方のご冥福を祈るとともに、今もって従前の生活を取り戻せず復興に向け努力されている被災者の方にお見舞い申し上げます。

そうした中の鉢呂経産相の辞任、考えさせられました。

「なすりつける」という行為・・・これって、子供の古典的なおふざけの一種、場合によっては“いじめ”となる行為と言えるのではないでしょうか?

鉢呂前大臣は、子供の時、きっと「えんがちょ」などと言って、仲間とおふざけしたクチだと思います。その場に居なかったので、断定的な書き方はできませんけど、軽いジョークのつもりであっても、放射能問題で苦しんでいる人が多い中で、許されるものではないでしょう。

大臣という公人の立場としてではなくても、分別のある大人が公的な場で同じことをしたら、非難を浴びると思われます。そんな人を大臣に選ぶとは・・・。一事が万事・・・組閣の際、国民の方に目を向けて無かったことを示す例と言えるかもしれません。

一方、「911」はテロ行為を決して許すことができないということを、私たちの記憶に焼き付けました。

「311」は自然の驚異だけでなく、原発事故でわかった安全性の大切さを、「911」は不条理なテロさを、それぞれ忘れないように・・・心に刻み付ける日として後世に伝えるのが私たちの役目と言えるでしょう。