千葉県立特別支援学校市川大野高等学園の開校記念式典

本日は、千葉県立特別支援学校市川大野高等学園の開校記念式典に出席しました。

千葉県教育委員会は昨年3月に「県立特別支援学校整備計画」を策定し、特別支援学校における児童生徒数の増加による教室不足、知的障害のある高等部生徒の社会的自立・職業的自立を図りましたが、その計画に基づき開校したのが同学園で、その目的を持った県内2校目の高等特別支援学校として今年4月に開校しました。

施設は統合によって廃校となった県立市川北高等学校の跡地・校舎を活用。財政事情が厳しく、新たに学校建設を行うことが難しい中、年々生徒数が増加する特別支援学校を拡充させる点において、同学園は新設のモデルケースになりそうです。

今日付の千葉日報では、県立障害者高等技術専門校に発達障害者向けコースを設置するため、県は本年度、プロジェクトチームを立ち上げたと報じましたが、今後も、十分な就労支援を行うための専門的な学校の開設が求められます。

市川大野高等学園は、園芸技術科(農業コース、園芸コース)、工業技術科(木工コース、窯業コース)、生活デザイン科(ソーイングデザインコース、染織デザインコース)、流通サービス科(フードサービスコース、流通コース、メンテナンスサービスコース)の4学科を設置。1学年12学級96名(各学科3学級24名)でスタートしました。

実際、式典が始まる前に、工業技術科窯業コースの生徒が製作した湯呑茶碗でお茶を頂きましたが、なかなかのもの。机の上にあった花瓶とともに、来賓から感嘆の声が漏れていました。

式典では、坂本副知事、川名県会議長のほか、文教常任委員会に所属する県議と地元県議など来賓が多数参加。生徒会長の代表挨拶がとても立派だったことが印象的でした。

湯呑茶碗は窯業コースの生徒の作品です

花瓶も生徒の作品、同僚で文教常任委員の川井友則県議も出席しました

記念式典会場の様子