【記者魂66】安倍首相の靖国参拝で思ったこと

2013年12月27日

みんなの党は保守政党である。そして、所属する我ら千葉県議会議員会3人も保守政治家の集まり。同僚2人に確認した訳ではないものの、普段の言動や活動などから3人とも保守で一致していることから念を押す必要はなく、安倍首相の靖国参拝に議員会として異論を唱えることはしない。

普段から政策や政治信条を語り合う仲間であるため、何か大きな政治課題が浮上しても、話さずともわかるのである。同じ会派で活動するというのは、本来、こうあるべきだろう。

それは所属人数の大小が関係する性質のものではない。人数が多ければ、意見対立が起きるだろうが、普段から語り合っていれば、誰それはこういう考えで、あいつは考え方が違う・・・ということがわかるというもの。しかし、それは根っこの部分の対立ではないので、調整すればまとまる。まとまらないのは、根っこの部分が異なるためであり、そうとわかっていれば、最初から一緒になること自体が間違いなのだ。

ゆえに、議員会の会長として、志を同じくする者の集まりであることを嬉しく思う。これを、県の連絡協議会に拡大すると、離党者がポロポロと出ているものの、党内でも千葉県はまとまっている方であり、今後もチーム千葉のまとlまりを大切にしたい。

さて、話は変わるが、首相の靖国参拝に関して思ったには、“経済保守”の面々の中で、今回の参拝を否定しないまでも、だんまりを決め込む向きが多い点だ。なかんずく、経済界ではノーコメントが多いように感じる。

今回の件で日中、日韓関係が悪化することで、自らが発信することで”商売”に影響が出ると思っている・・・・それが背景にありそうだ。中でも、日中関係は、両国間に問題が生じても”政冷経熱”と言われるように、政治と経済は別と割り切り、2国間のビジネスはどこ吹く風といったのが少し前までの姿だったが、昨年あたりから徐々に”政冷経涼”などと揶揄されるようになっている。これ以上、悪化してはたまらない・・・こんな感じだろう。

私が考えるのは、日中、日韓はビジネスの世界でも、今後は一段と厳しくなると想定して行動しなければならない時代になったということ。これまでの実績をいきなり“ご破算”にすることは到底不可能であるが、徐々に他の国や地域にビジネスをシフトする必要性があると考える。

本来ならば、思想、経済の両面とも典型的な保守政治家である安倍首相においては、靖国参拝によって日中、日韓関係が悪化するという点をわかった上で行ったのであれば、中国、韓国以外のビジネス先開拓を、いわば”対案”という形ではっきりと示すべきであろう。「中国、韓国のビジネスは厳しくなるかもしれないが、俺が他の地域でのビジネスやりやすくするので、靖国参拝を理解してくれ」・・・ぐらいのことを、心の底では安倍首相の行動を評価しながらも、ビジネスのためにだんまりを決め込む経済人に語りかけるぐらいのことをして欲しい。

それができないのであれば、アベノミクスの成長戦略に疑問符が付くというものだ。もしかしたら、これまでの積極的な首相の外交は、経済重視の視点で行ったのかもしれないが、ここは思想、経済の両面での力量が試されるところと私は思っている。靖国だけの政治家であるのなら、アベノミクスなどという看板を下ろして欲しい。繰り返すが、首相の参拝は支持する。しかし、利害が生じるもう1つの方も考えるのが、日本のリーダーとしてあるべき姿だろう。

昨年の半ばあたりから、私がハラールを政策課題に取り上げたのは、悪化する日中、日韓関係をにらみ、そのビジネスの代替先として、東南アジアほか中韓両国以外との人の交流や経済の結び付きを強めた方がいいと思ったのがきっかけ。巨大なイスラム圏のマーケットを日本に取り込めば、中韓とのビジネスにおけるマイナス分を少しはカバーできるのでは・・・そうした考えもあったのである。

日中、日韓ビジネスが今後、一段と冷え込むとすれば、来年のハラールへの取り組み・・・さらに忙しくなるかもしれない。


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