【真実を発信291】14号拡幅と妙典橋、27年度完成予定変わらず・・・県土整備常任委員会から

本日は、県土整備常任委員会に出席しました。

26年度予算案に関して県土整備に関わる部分について、賛成多数で可決。条例案もすべて可決しました。この中には、有料道路料金について消費税率アップに合わせて値上げする条例案もあります。みんなの党では、4月からの税率アップに関して反対しているものの、導入が確定したこの段階では、県民に対しいたずらに混乱を引き起こしてはいけません。その観点から、現実的な立場に立ってこれらの条例案に賛成。私たち議員会所属メンバーは「何でも反対」ではなく、政策の根幹を揺るがさない限り、現実的に対応する方針で臨んでいます。

さて、審議で注目された項目を以下にピックアップしました。

26年度予算案の中で、社会インフラの長寿命化計画に関わる予算はいくらかという質問があり、その答弁で、橋りょうが24億円、河川が6億5000万円、公園が6億7000万円、流域下水道が13億8000万円であることが明らかにされました。

また、長寿命計画で中長期的に必要な項目別の事業費は、河川整備が40年間で300億円、公園が10年間で51億円、流域下水道が3年間で38億円、県営住宅が7年間で280億円となっています。橋りょうやトンネルなど道路施設については、現在、当局は策定中。27年度をメドに見込まれる事業費をまとめるとし、港湾など現時点で策定されていない分野も対応を急ぐ考えです。

高度成長期に整備された道路などの社会インフラは、今後、一時期に老朽化対策が集中することが想像に難くありません。一度に更新需要がきても、財源や工事能力の関係から、すべてを同時期に事業として進めることはできません。県では、平準化に努めて実施するとの答弁がありました。

一方、地元の案件に関しては、外かんの周辺事業について問い質したのです。これまでも折に触れ質問と要望を繰り返してきましたが、肝心の外かんがの完成時期が2年延びたことで、確認の意味を込めて、今後の事業展望を聞きました。

このうち、国道14号の平田地先から市川寄りの拡幅工事に関しては、当初の予定通り27年度、14号と同じく外かんの完成までに整備するとされている妙典橋も27年度開通予定・・・昨年の決算審査特別委員会で取り上げた、下水道の松戸幹線と同様、外かんの完成時期とは別に、完成を目指すという力強い答弁が返ってきました。

市川市は、外かんが開通した後、市内各所の渋滞がひどくなると心配されています。そうした意味で、14号や妙典橋は、外かん開通の2年前に完成するという答弁が持つ意味は大きいでしょう。

いずれにしても、ただでさえ、ひどい市川市内の渋滞を悪化させてはいけません。市民にとって、今回の答弁はありがたいものでしたが、私は渋滞解消などを目的とした外かんの周辺事業に関して、「開通が延びたことで、事業の進行に時間的な余裕が生まれたことから、完成までにきっちり周辺事業を進めて欲しい」と要望しました。

今後も、道路のほか、菅野地区の上ぶたの利活用なども含め、地元の重要な案件として取り組んでいきます。